地震は衝撃であり、振動現象です。この実験は、フレームに合板、GVA、合板+GVAを施したものに、動的くりかえし加振をおこないデータ測定した結果で す。目視では合板のみでは変形が50mmを超えたところから釘の浮きや損傷が酷くなりましたが、GVAを併用すると、150mmの変形が起こった際にもほ とんど損傷が見られませんでした。
100mmの変形の荷重を見てみると、合板のみだと8kN、GVAのみだと26kN、合板+GVAにすると40kNの耐力がでています。合板とGVAの単 純合計が34kNですから、合板の保有耐力を損なうことなく、変形の後半まで引き伸ばすことができた結果といえます。制振工法は損傷制御設計といわれてい ます。ダンパーに変形を集中させることで、ほかの構造材の損傷を極力抑えることが可能となるのです。